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【未来のエネルギー!?】海水と真水の力で電気を作る「塩分濃度差発電」って何?

 

こんにちは!

今日は、発電に関する興味深い記事を見つけたので紹介します!

みなさんは、電気を作る方法ってどんなものがあるか知っていますか?

水力発電、火力発電、原子力発電、太陽光発電、風力発電...などなど聞いたことがあるでしょう!

今日紹介するのは、ちょっと変わった新しい発電方法です。その名も 「塩分濃度差発電」 🌊💧

 

海水と真水で電気が作れるの?

山梨大学の研究グループが、日本全国の大きな川の河口でこの発電方法を使った場合に、どれくらいの電気が作れるかを初めて計算しました。

 

どういう仕組み?

ポイントは 「浸透圧」 という現象です!

  • 海水(しょっぱい水)と川の水(真水)を、特別な膜(半透膜)で仕切ります。
  • すると、濃度の薄い川の水から、濃度の濃い海水の方へ水分子が移動します。
  • この時に強い水の流れが生まれるのです!
  • この水の流れでタービンを回せば、電気が作れるというわけです!

まるで、水が高いところから低いところに流れる力で発電する水力発電みたいですね!

 

どれくらいの電気が作れるのですか?

研究によると、発電所1つあたりで作れる電気の量は、なんと 太陽光発電や風力発電と変わらないくらい なんです!

特に、信濃川や石狩川、木曽川のような大きな川では、たくさんの電気が作れる可能性があるそうです!

 

未来のエネルギーになるかも!?

この「塩分濃度差発電」は、まだ実用化されたばかりの新しい技術ですが、すごい可能性を秘めています!

  • 昼も夜も発電できる! 太陽光発電は昼間しか発電できませんし、風力発電は風が吹かないと発電できませんが、塩分濃度差があればいつでも発電できるんです。
  • 再生可能エネルギーの仲間入り! 自然の力を使うので、地球に優しいエネルギーとして期待されています。

 

福岡市で日本初の実用化が決定!

なんと、福岡市では令和7年度に、この「塩分濃度差発電」が日本で初めて実用化される予定だそうです!

海水を淡水にする施設で出る濃い塩水と、下水処理されたきれいな水を混ぜて発電するそうです。これは世界でもまだ2例目なのだとか!

 

みんなも注目してみましょう!

私たちの未来のエネルギーの選択肢が、また一つ増えるかもしれませんね!「塩分濃度差発電」について、もっと詳しく調べてみるのも面白いかもしれません!