高校生向け

保護者向け・コラム(豆知識)

【広島の受験生へ】2026年、県内大学の動きと全国の新設学部

 

皆さん、こんにちは!

今回は、2026年度の大学・短期大学における全国的な学部・大学院の新設ラッシュについて、紹介したいと思います。

 

報道のまとめ:全国で新たな学びの場が誕生

文部科学省の発表によると、2026年度には全国で48もの新しい学部や大学院が設置される予定です。

地域創生、デジタル共創、ヒューマンデータサイエンスといった、時代のニーズを反映した真新しい学部名が数多く見られました。

参考資料:令和8年度開設予定学部等認可申請一覧(令和7年4月)

 

広島県内の状況:新たな動きは見られず。中四国地方では四国大学のみ。

詳細な資料を確認したところ、今回の2026年度の学部新設リストにおいて、広島県内の大学・短期大学における新たな学部設置の計画は確認できませんでした。

中四国地方では唯一、四国大学が新たな学部を開設する予定です。(デジタル創生学部)

 

私の意見と懸念:全国的な動きと広島の現状を踏まえて

全国的に新たな学部設置の動きが見られる一方で、広島県内では目立った動きがないという現状を考えると、改めて少子化と大学のあり方について深く考えさせられます。

全国的な傾向として、大学が社会の変化に対応しようと新しい分野に挑戦する姿勢は評価できます。

しかし、少子化による定員割れが多くの大学で深刻化している現状を考えると、安易な学部新設は、供給過剰を悪化させ、大学教育の質の低下を招くという懸念は拭えません。

全国的な「大学全入」に近い状況は、広島県内の大学も例外ではありません。

定員割れしている学部は、思い切って廃止や統合を進め、教育資源を集中させることこそが、学生にとって質の高い教育を提供するために重要だと私は考えます。

 

まとめ:変化の波と地域の特性

全国的な大学の新たな挑戦は注目すべき動きですが、広島県においては、現状維持の選択が見られました。

それぞれの地域や大学の状況を踏まえた判断があるのでしょう。

しかし、少子化という大きな波は、全国の大学に共通の課題として押し寄せています。

安易な学部新設ではなく、既存の教育体制を見直し、質の向上を目指すことこそが、これからの大学に求められる姿勢ではないでしょうか。

完全個別指導塾オールウェイズでは、全国の大学の動向はもちろん、地域である広島県内の大学の状況もしっかりと把握し、生徒一人ひとりの最適な進路選択をサポートしてまいります。

 

お問い合わせはこちら