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英語の「文法」は理解!「語法」は仲良しを覚えよう!

前回のブログでは、英語の「文法」と「語法」の違いについてお話ししました。

今回は、それぞれの勉強方法について、もう少し詳しく見ていきましょう!

 

「文法」は、なぜそうなるかを理解することが大切!

英語の文法は、おうちのルールだと説明しました。

ルールは、ただ覚えるだけではなくて、「なぜこの順番になるんだろう?」「なぜこの形に変わるんだろう?」と理由を考えながら理解することが大切です。

文法のルールがきちんと理解できていれば、初めて見る英文でも、構造が分かって意味を推測できたり、自分で正しい英文を作れるようになったりします。

授業中や問題集で「なぜ?」と思ったら、そのままにせずに先生にどんどん質問してください。

「説明できるまで理解する」ことが、文法を得意にするための近道です!

 

「語法」は、言葉と仲良しになるイメージで覚えよう!

一方、「語法」は、単語やフレーズの「お友達」関係と説明しました。

これは、文法のルールだけでは説明できない、それぞれの言葉特有の使い方のことです。

語法は、残念ながら「なぜそうなるか」という理由を見つけるのが難しいことが多いです。

だから、「この単語にはこの形がよく合うんだな」「このフレーズはこういう意味で使うんだな」と、言葉と仲良しになるようなイメージで、例文と一緒に覚えていくのが効果的です。

 

語法を学ぶヒント:【安い給料は low salary? cheap salary はダメ?】

例えば、「安い給料」を英語で言いたい時、「low salary」としか言いません。

「cheap」も「安い」という意味なのに、「cheap salary」とは言いません。

「どっちも『安い』なのに、どうして『cheap salary』はダメなんだろう?」

こんな風に疑問を持つことが、語法を深く学ぶための第一歩です!

ぜひ、辞書を引いて「cheap」がどんな時に使われるのか調べてみてください。

「cheap」は、値段が低いだけでなく、「質が悪い」「見かけが安っぽい」といったニュアンスを含むことが多いんです。

だから、「給料が安い」という場合には、単に金額が低いことを表す「low」を使う方が自然なんですね。

このように、

  1. 「なんでだろう?」と疑問を持つ
  2. 辞書でそれぞれの言葉の使い方やニュアンスを調べる
  3. 例文を見て、どんな時に使うのかを確認する

この3つのステップを意識して語法を学ぶと、単に丸暗記するよりもずっと面白く、記憶にも残りやすくなりますよ!

文法と語法、どちらもマスターして、もっともっと英語が好きになってくださいね!