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英語の「文法」と「語法」って何が違うんですか?
こんにちは!
桜が満開に咲いていますね。
近くの桜もとても綺麗に咲いていました!
1年中咲いていると珍しくも綺麗ともあまり感じないと思います。一瞬だけ。というのが良いんですよね。
さて、先日生徒からこんな質問がありました。
「英語の「文法」と「語法」って何が違うんですか?」
英語を勉強していると、「文法」とか「語法」という言葉が出てきますよね。
なんだか難しそうに聞こえますが、実はどちらも英語を話したり書いたりするために、とても大切なことなんです。
今日は、この2つの違いを、皆さんに分かりやすいように説明します!
英語の「文法」は、おうちの「ルール」
英語の「文法」は、皆さんが住んでいるおうちのルールのようなものです。
ゴミ出しはお父さんがする。ご飯を食べるときにはテレビをつけない。宿題はお風呂に入るまでにする。
これを守らないとおうちは崩壊してしまいます。英語でもルールを守らないと同じことが起こってしまいます。
さまざまな文法の「ルール」
- 言葉の順番: 例えば、「私は サッカーを します」はOKですが、「サッカーを 私は します」だとちょっと変ですよね? 英語にも、単語をどんな順番で並べるかのルールがあるんです。これが文法の大きな一つです。
- 単語の形: 例えば、一つなら「a book(一冊の本)」ですが、たくさんなら「books(たくさんの本)」みたいに、単語の形が変わることがありますよね。これも文法のルールなんです。
- 文全体: 「いつのことか(今ですか?昔ですか?未来ですか?)」を表す動詞の形が変わったり、「~は」とか「~が」を表す言葉(主語)が必要だったりするのも、文法のルールなんです。
文法がしっかりしていると、相手にきちんと意味が伝わる、正しい英語の文章を作ることができるんです。
英語の「語法」は、言葉の「お友達」
英語の「語法」は、一つ一つの言葉には、仲の良い「お友達」がいるようなものなんです。
「〇〇さんと△△さんはいつも一緒にいるよね。」「□□くんはいつもこの係を担当するよな。」といった、特定のメンバー同士の仲の良さや、得意な役割のようなものです。
グループ活動がうまくいくためには、みんなが仲良く協力することが大切ですよね?
英語も同じで、ある単語と別の単語は、意味や使い方でとても仲が良い「お友達」なんです。
さまざまな「お友達」
- 仲の良い動詞と形: 例えば、「~したい」と言いたいとき、「want to 〇〇」と言うのは中学で習いましたね。しかし、「enjoy(楽しむ)」の後には、「to 〇〇」ではなく、「〇〇ing」という形がよく来るんです。「enjoy playing soccer(サッカーをするのを楽しむ)」みたいにです。これは「enjoy」と「〇〇ing」が仲良しだからなんです。
- 特別な意味を持つセット: 皆さんがよく知っている「look at ~(~を見る)」もそうです。「look(見る)」だけではなく、「at」と一緒になることで「~を見る」という特別な意味になるんです。このような、セットでよく使われる言葉の組み合わせが「語法」です。
- 色々な意味を持つ言葉の使い分け: 例えば、「see」「look」「watch」はどれも「見る」という意味ですが、使う場面が少し違うんです。「see」は自然と目に入ってくる、「look」は意識して見る、「watch」は動くものをじっくり見る、みたいにです。どの「見る」を使うのが一番自然か、これが「語法」のポイントなんです。
語法を知っているとより自然で、相手に伝わりやすい、ネイティブっぽい英語を使うことができるようになるんです。
どちらも英語をマスターするには、とても大切です!
文法のルールをしっかり覚えて、色々な英語に触れる中で語法も身につけていきましょう!
では、
「文法と語法、一体どうやって勉強していけばいいの?」
その疑問については次回紹介します。
完全個別指導塾オールウェイズでは、文法も語法も、皆さんが楽しく学べるように工夫した授業を行っています。
もし分からないことがありましたら、いつでも先生に聞いてくださいね!