中学生向け

勉強法

作文のまずはここから。

ほとんどの都道府県の公立高校入試の国語では何かしらの形で作文が出題されています。

みなさんは作文が得意ですか?

もし得意でない方は、ぜひ最後まで読んでほしい内容です。



まず、作文の採点基準なんですが大きく4つの観点に分けて採点されます。
1 字数
2 文体・文法・原稿用紙の使い方
3 内容
4 表記
の4つです。

それぞれの観点から説明します。

1 字数

どれだけ丁寧に素晴らしい内容でも字数に合っていなければ点数が出ません。

言い方によってどんな文字数の考え方をすべきか確認しましょう。

・「~字程度」の場合
最低プラスマイナス20%,できればプラスマイナス10%が理想。

例)「200字程度」なら,最低160字以上240字以内,できれば180字以上220字以内

・「~字以内」の場合
最低8割以上。制限字数は決して超えてはいけません。

例)「200字以内」の場合なら,最低160字以上,200字を超えてはいけない。

字数はこれに適していれば減点されることはありませんから、しっかり覚えておきましょう。

それくらいの字数がなければ書けないよ。ということですので短すぎてはいけないということですね。



2 文体・文法・原稿用紙の使い方

まず日本語には2つの文末表現があります。
常体:「~だ。」「~である。」などで終わる。断定的な言い方になるので説得力のある文章で使われやすい。
敬体:「~ます。」「~です。」などで終わる。優しい言い方になる。

どちらを使っても構いませんが、混合してはいけません。

比較的に説明的な文章では常体を用いることが多いです。

どちらかを使うと決めたら、必ず統一しましょう。



文法に関しては、句読点の量や「が」「に」「を」「は」などの助詞の使い方に気をつけましょう。

一文の長さも長すぎてはいけません。なるべく短い文で書くと読みやすく、間違いにくいです。



原稿用紙の使い方というのは、句点は行の最初に持ってこない、「」は1字扱い、段落の最初は1つ下げてから書くなどが挙げられます。

何度も書いて使い方をマスターしましょう。



3 内容

問題の大意に合った内容が書かれていれば点数になります。

難しいことが書かれてあるから良い内容ではありません。

背伸びをせずに自分の知っていることを使って説得力のある文章を書いてください。



4 表記

丁寧な文字で書かれているか、習った漢字が使われているか、誤字・脱字があるかどうかなどが見られます。

消すときは丁寧に消したり、読み直したときに誤字・脱字がないか見直しましょう。

「わたしは、おさないのころから野球にきょうみがありました小学4年生から野球を初めて分ったことは、チームスポーツは団結力が大切だということです」

この文をあなたはどう訂正しますか?

「私は、幼い頃から野球に興味がありました。小学4年生から野球を始めて分かったことは、チームスポーツは団結力が大切だということです。」

字数を稼ぐために平仮名で書いても減点されるだけなので注意しましょう!

1、2、4は誰もが意識すれば減点されにくくなります。

まずは内容どうこうよりもこの3つを意識してみてはどうでしょうか?