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中3生必見!入試直前期の勉強法:合格点からの逆算で戦略的に得点アップ!

 

中学3年生の皆さん、いよいよ入試までラストスパートですね。

この時期は、漠然と勉強するのではなく、戦略を立てて効率的に得点を伸ばしていくことが重要です。

今回は、合格点からの逆算で、何点足りないかを分析し、それを埋めるための具体的な勉強法をご紹介します。

特に、国語の対策として漢字と古典、そして社会の対策として時事問題が有効であること、さらに英語の長文読解対策として単語力強化と時間計測が重要であることをお伝えします。

合格点からの逆算:現状分析が合格への第一歩

まず、過去問や模試を解いてみましょう。

そして、合格点と自分の得点を比較し、あと何点足りないのかを明確にします。この「あと何点」を意識することが、戦略的な勉強の出発点となります。

例:

  • 志望校の合格ライン:170点
  • 過去問の自己採点:140点
  • 不足点:30点

この場合、残り期間で30点をどのように上乗せしていくかを考えることになります。

各教科の目標点と具体的な対策

不足点が明確になったら、各教科でどれくらい得点を上乗せする必要があるのかを考えます。得意・不得意、配点などを考慮して、無理のない目標を設定しましょう。

例:

上記の例(不足点30点)の場合、以下のような目標設定が考えられます。

  • 国語:+5点
  • 数学:+5点
  • 英語:+5点
  • 理科:+5点
  • 社会:+5点

目標が決まったら、具体的な対策を立てていきます。

 

 

国語:漢字と古典で確実に得点!

国語は、漢字の読み書きと古典で確実に得点することが重要です。

  • 漢字: 毎年出題される漢字の読み書きは、確実に得点源としましょう。過去問や漢字ドリルなどで頻出漢字を復習し、書き間違いのないように練習しましょう。

  • 古典: 古典は文法事項が比較的少ないため、短期間で得点に繋がりやすい分野です。以前ご紹介した以下の記事を参考に、効率的に学習を進めましょう。

 

数学:苦手分野の克服と計算ミス防止

苦手分野がある場合は、基礎から丁寧に復習し、確実に得点できるようにします。また、計算ミスは大きな失点につながるので、見直しの習慣をつけましょう。

毎年大問1は計算問題や1行問題が出題されます。

数学が苦手な人はひたすらこの大問対策を行うと良いでしょう。

 

英語:単語力強化と時間計測で長文読解を攻略!

近年の入試傾向として、英語の長文問題の語彙レベルが上がってきており、文章量も増加傾向にあります。特に広島県公立高校入試においては、以下のような変化が見られます。

  • 大問2の本文: 2023年 約300語 → 2024年 約400語 (約100語増)
  • 大問3の本文: 2023年 約500語 → 2024年 約550語 (約50語増)

このように、150語近く増加していることからも、読解スピードと語彙力の強化が不可欠です。

 

理科:暗記分野から攻略!

理科は、生物・地学分野など、比較的暗記で得点しやすい分野から集中的に学習するのがおすすめです。

用語の意味を正確に覚えるだけでなく、図やグラフと関連付けて理解することで、記憶に定着しやすくなります。その後、物理・化学分野の苦手な分野を克服していきましょう。

具体例:

  • 生物:植物の分類、動物の体のつくり、遺伝の法則など
  • 地学:地層、天体、気象など

 

社会:時事問題対策で得点力UP!他教科への波及効果も!

社会の対策として、時事問題は非常に有効です。

近年の出来事やニュースを把握しておくことで、歴史、地理、公民の各分野と関連付けた問題に対応できるようになります。

昨年の広島県の入試問題の例を挙げますと、G7サミットに関する問題が社会で出題されました。

このように、国際情勢や社会問題に関する知識は、入試で問われる可能性が高いです。

さらに、時事問題は社会科だけでなく、他教科にも良い影響を与えます。例えば、

  • 昨年の能登半島地震は、理科の地震の範囲と関連付けられます。(P波S波の計算、日本周辺のプレートなど。)
  • ニュース記事を読むことで、国語の読解力や文章構成力も向上します。
  • 国際的なニュースに関心を持つことで、英語の学習意欲も高まる可能性があります。

このように、時事問題への取り組みは、単なる社会科の対策にとどまらず、他教科の学習にも良い影響を与える相乗効果が期待できるのです。

ニュースや新聞に目を通し、気になるニュースはノートにまとめるなど、自分なりの方法で時事問題に取り組んでみましょう。

 

 

困ったときは先生を頼ろう!

自分で計画を立てたり、対策を練ったりするのが難しい場合は、学校の先生や塾の先生に相談しましょう。

先生方は、過去のデータや経験に基づいて、的確なアドバイスをしてくれます。

オールウェイズでは、入試直前期の戦略的な学習指導に力を入れています。

生徒一人ひとりの状況を把握し、合格点からの逆算に基づいた個別の学習プランを作成し、目標達成をサポートします。

苦手分野の克服はもちろん、時間配分や見直し方法など、実践的なアドバイスも行っています。

入試直前期は、時間との勝負です。漠然と勉強するのではなく、合格点からの逆算で戦略的に学習することで、効率的に得点を伸ばし、合格を掴み取ることができます。

困ったときは先生を頼りながら、最後まで諦めずに頑張りましょう!