中学生向け
映画を"見る"はsee?watch?
中3生は最後の定期テストに向けて頑張っています。
今回のテストは、公立高校の内申点を決める非常に重要なテストです。
過去には1点の差で合格、惜しくも不合格ということもありました。
貪欲に1点をもぎ取るつもりで頑張ってくださいね。
さて今回は、英語で「見る」を表す代表的な3つの単語、see、look、watchの違いを、例文を交えて分かりやすく解説します。
これらの単語は意味が似ているため、使い分けに迷うことがあるかもしれませんが、それぞれのニュアンスの違いを理解すれば、正しく使いこなせるようになります!
1. see:自然と目に入る「見える」
seeは、特に意識しなくても自然と視界に入ってくる「見える」という意味です。
意図的に見ようとしなくても、目に入ってくる状況を表します。
- ポイント: 無意識、視界に入る、結果的に見える
例文:
- I see a bird in the sky. (空に鳥が見える。) → 特に鳥を見ようとしていたわけではなく、自然と視界に入ってきた状況です。
- Can you see the mountain from here? (ここから山が見えますか?) → 山が視界に入るかどうかを尋ねています。
- I saw a car accident yesterday. (昨日、交通事故を目撃した。) → 意図的に見に行ったのではなく、偶然目に入った状況です。
2. look:意識して見る「見る」
lookは、意識して何かを見る、注意を向けて「見る」という意味です。視線を特定の方向に向ける行為を表します。
- ポイント: 意識的、視線を向ける、注意して見る
例文:
- Look at the picture. (その写真を見て。) → 意識的に写真に視線を向けるように指示しています。
- Look out! There's a car coming. (危ない!車が来てるよ。) → 注意を促し、車を見るように言っています。
- I looked for my keys everywhere. (私はどこでも鍵を探した。) → 鍵を探すという目的を持って、意識的に見て回ったことを表しています。
注意点: lookは通常、前置詞のatと一緒に使われます。(look at ~)
3. watch:注意深く見る「見ている」「見守る」
watchは、動いているものや変化するもの、または何かが起こるのを見守るように、注意深く「見ている」「見守る」という意味です。ある程度の時間、注意を集中して見続けることを表します。
- ポイント: 注意深く、動くもの、変化するもの、見守る
例文:
- I watch TV every evening. (私は毎晩テレビを見ます。) → テレビ番組が動いている映像であるため、watchが使われます。
- We watched the soccer game. (私たちはサッカーの試合を観戦した。) → サッカーの試合は選手の動きを注意深く見るため、watchが使われます。
- Please watch my bag while I go to the restroom. (私がトイレに行っている間、私のバッグを見ていてください。) → バッグを見守る、つまり注意していてほしいという意味でwatchが使われています。
「映画を見る」はsee?watch?
「映画を見る」場合は、seeとwatchの両方を使うことができますが、ニュアンスが少し異なります。
- see a movie: 映画館で映画を見る、映画を経験する、または映画が視界に入るという一般的な意味合いです。
- watch a movie: 映画に集中して観賞する、注意深く見るという意味合いです。
例えば、「I saw a movie yesterday.」は「昨日映画を見たよ」という一般的な表現で、「I watched a movie yesterday.」は「昨日、集中して映画を観たよ」というニュアンスになります。
まとめ
- see: 自然と目に入る「見える」
- look: 意識して見る「見る」(look at ~)
- watch: 注意深く見る「見ている」「見守る」
これらの違いをしっかりと理解して、正しく使い分けられるように練習しましょう。色々な例文に触れることで、感覚的に使い分けられるようになると思います。頑張ってください!