塾長のひとりごと
2024年を振り返る時事問題
高校入試では、社会科を中心に時事問題が出題される傾向があります。
昨年の広島県の公立高校入試ではG7サミットと結びつけた問題が出題されました。
単にニュースを知っているだけでなく、その背景や影響まで理解しているかが問われるため、日頃からニュースに関心を持ち、多角的に考察する習慣をつけることが大切です。
今回は、2024年に起こった出来事の中から、今年度の高校入試で出題されそうな重要な時事問題をピックアップしていきます。
1. 能登半島地震(1月1日発生)
- 概要: 石川県能登半島で最大震度7を観測する地震が発生。広範囲に甚大な被害。大津波警報も発令。
- 入試ポイント: 地震のメカニズム、津波避難、災害時の情報伝達、復興支援、防災意識。
ちなみに広島県公立高校入試では過去5年間、地震分野から出題されておりません。
2. 羽田空港航空機事故(1月2日発生)
- 概要: 羽田空港で日本航空機と海上保安庁機が衝突・炎上。死傷者も発生。
- 入試ポイント: 事故原因、航空管制、ヒューマンエラー、空港の安全対策。
3. 台湾総統選挙(1月13日投開票)
- 概要: 台湾で総統選挙が行われ、与党・民進党の頼清徳氏が当選。中国との関係が注目される。
- 入試ポイント: 台湾と中国の関係、東アジアの国際情勢、日米中関係。
地理分野で扱われる可能性があります。
4. パリ五輪開催(7月26日~8月11日)
- 概要: フランス・パリで第33回夏季オリンピックが開催。
- 入試ポイント: オリンピックの意義、スポーツを通じた国際交流、関連する社会問題(環境問題など)。
英作文ではさまざまなテーマから出題されます。(スポーツは見るのとするのとどっちが好きかなど)
保健体育のテストでも出そうですね。
5. 物価高騰・円安
- 概要: 食料品やエネルギー価格の高騰が続く。円安も進行。
- 入試ポイント: 物価高騰の原因、生活への影響、政府の対策、世界経済との関連。
6. 相次ぐ広域強盗事件
- 概要: 日本各地で広域強盗事件が多発。背後にある社会問題が指摘される。
- 入試ポイント: 事件の背景、社会不安、防犯対策、貧困問題。
7. 政治とカネの問題
- 概要: 政治資金をめぐる問題が再び注目を集める。政治不信につながる可能性も。
- 入試ポイント: 政治資金規正法、政治倫理、政治改革の必要性。
8. 記録的な猛暑
- 概要: 日本各地で記録的な猛暑を観測。熱中症対策などが重要に。
- 入試ポイント: 地球温暖化、気候変動、熱中症対策、環境問題。
9. 新しい紙幣の発行
- 概要: 新しいデザインの紙幣が発行される。
- 入試ポイント: 偽造防止技術、キャッシュレス決済の普及、経済への影響。
一昨年の広島県公立高校入試の英語ではキャッシュレス決済に関する長文がグラフと合わせて出題されました。
10. 大谷翔平選手の活躍
- 概要: 大谷翔平選手がMLBで前例のない活躍を見せる。
- 入試ポイント: スポーツ選手の活躍、夢や希望を与える力、日米の文化交流。
これらのニュースは、社会、政治、経済、国際関係、文化など、様々な分野に関わっています。
入試では、これらの出来事の概要だけでなく、背景や影響、関連する社会問題なども問われる可能性があるため、ニュースを多角的に考察する習慣を身につけておきましょう。
特に、能登半島地震、物価高騰などは比較的出題可能性が高いと考えられます。
これらの出来事については、より深く理解しておくことをお勧めします。