塾長のひとりごと
韓国の戒厳令を分かりやすく。
昨日の23時ごろ、韓国で戒厳令が発令されました。
戒厳令(かいげんれい)というのは、とても簡単に言うと、国が非常事態になったときに、特別なルールで国を動かすことです。
たとえば、大きな地震が起きたり、国が大きな危機に陥ったりしたときに、みんなが安全に暮らせるように、特別なルールを作ります。
戒厳令が出るとこのようなことが出来ます。
- 軍隊の人がたくさんいる: 街中に軍隊の人がたくさんいて、みんなが安全に暮らせるように見守ってくれる。
- 特別なルールがある: 外出できない時間があったり、集まってはいけない場所があったりすることがある。
- テレビや新聞の内容が変わる: いつも通りの番組が見られなかったり、ニュースの内容が特別なものになることがある
このように、軍隊が大きな力を持つようになることもあるんです。
では今回の戒厳令はなぜ出されたのでしょうか?
それは、政治的な問題が原因で、国が混乱していたからです。
韓国の大統領尹(ユン)さんを支持する国民が少なく、ほとんどの人たちは尹大統領にやめてほしいと思っています。
そこで、尹大統領が急に戒厳令を出しました。
「北朝鮮が韓国を攻撃してくる!韓国を守るためだ!」と説明しましたが、本当の理由は、尹大統領が政治的に追い込まれているからです。
しかし、韓国の国会議員の方々は、これはいけないとすぐに行動しました。
韓国では、国会が決めたことに従わなくてはいけません。
国会議員のみんなが「戒厳令を解除しましょう!」と決めたので、早朝に解除されました。
これから韓国はどうなるのでしょうか?
今回の戒厳令は、尹大統領のワガママで発令されたようなものですね。
「尹大統領を逮捕しろ!」と言う声も上がっているそうです。
日本にも何かしらの影響があるかも知れません。
朝のニュースでは、韓国の旅行を取りやめた方もいるそうです。
近所の国で起こったことなので他人事とは思わないようにしましょう。