小学生向け
小学4年生でつまづきやすい算数のポイント
こんにちは!完全個別指導塾オールウェイズです。
秋らしい季節になりました。
小学生の算数は4年生でつまづきやすいと言われています。
小4の壁、算数の壁、10歳の壁などと言われています。
今回は、小学4年生の算数でつまづきやすいポイントを紹介します。
ポイントだけでなく理由も紹介します。
予めつまづきやすいポイントを知っておけば、対策も練られます。早めに対処して算数嫌いにならないようにしたいですね!
4年生に入ってから算数の点数に伸び悩んでいる・・と思っている保護者様も必見です。
〜なぜ小学4年生からつまづきやすいのか〜
小学3年生まではたし算、ひき算、かけ算、わり算、九九などの基本的な計算を理解していれば解ける問題が多かったのですが、4年生になると応用力が問われ始めます。
例えば図形の問題では、四角形の面積の公式を理解してから、三角形、台形、ひし形の面積に応用します。
それから分数です。リンゴ3個、アメが10個などといったものから、1/4、2/5などとあまり馴染みのない数字に触れることになります。いきなり分数を言ってもイメージしづらいので図や絵で理解する必要がありますね。
つまり、4年生の算数では「応用力」「馴染みのない数字が出てくる」「抽象的な概念が出てくる」という点からつまづきやすいのです。
小学4年生がつまづきやすいポイント
1.わり算の筆算
小学3年生でわり算を学習します。4年生に入ると筆算を学習します。
わり算の筆算は他の筆算と大きく違います。それは「左から考える」「ひき算が出てくる」という点です。
わり算以外の筆算は小さい位、つまり右から計算します。
また、商をたてた後に引き算をするので、引き算が苦手な場合ミスをしやすくなります。特にくり下がりの引き算です。
それ以外にも「立てる→かける→引く→おろす」という繰り返しの作業ですが、どこかを間違えたりすることがあります。
こういった点からわり算の筆算はつまづきやすいのです。
つまづきをなくすポイント
・九九をスラスラ言えるようにする
割り算が苦手な場合の多くは、九九が十分に覚えられていない可能性があります。
注意して欲しいのは「スラスラ言えたからOK」ではないということです。
例えば7×6を計算する場合に7×1から順番に言って計算している場合です。
それでも正解することはできますが、余計な思考をしてしまっています。
思考には体力を使うので、余計な思考をしないために瞬時に言えるくらい「覚える」ことが大切です。
・ひき算の練習をする
ひき算で時間を使ったり、ミスを多くする場合はくり下がりの引き算をやり直しましょう。
・わり算の筆算を何度もする
慣れるためにある程度の計算量は必要です。ですので繰り返し練習をしていきましょう!
2.図形
5年生で習っていたはずのものが4年生が習うので難しいはずです。
平行四辺形、台形、ひし形の性質を理解すること、作図をすることにつまづきを感じやすいです。
つまづきをなくすポイント
・「平行」「垂直」「直角」について理解する
図形の性質にそれぞれ、平行や垂直、直角などという用語が入ります。
それぞれの意味をもう一度理解してみましょう。
3.がい数
四捨五入自体は4以下は切り捨て、5以上は切り上げとそこまで難しくはないのですが、四捨五入する条件がいろいろあるのが難しいです。
・〇の位を四捨五入
・〇の位までの概数に
・上から〇桁までの概数に
・〇の位以下は切り捨て
これらがややこしいんです。
1つ1つの条件を理解していきましょう。
つまづきをなくすポイント
・「以上」「以下」について理解する
以上と以下はどちらもその数を含みますね。
未満共区別できるようにしましょう。
・それぞれの条件の問題を繰り返し練習する
特に2つ目から4つ目の四捨五入がややこしいので何度も繰り返し練習しましょう!
ずるずると苦手なまま過ごしていくと算数は嫌いなままになってしまいます。
苦手なところが出てきたらその都度原因を知って対策していきましょう!
p.s生徒作の作品を載せておきます。笑